先日10月27日、快晴に恵まれた出羽島では出羽神社の秋祭りが行われました。
このお祭りは大漁豊作や家内安全を祈願し、氏子が太鼓を響かせながら神輿と共に島を運行する古くから続くお祭りです。
当時は島民の数も多く大きなお神輿を肩に担ぎ、島を回っていたそうですが、現在では人口減少に伴い小さなお神輿にタイヤを付けて運行しています。

当日はお供え物やお神輿の組み立てなどの準備のため、午前中から神社に島民の方が集まっていました。

正午、境内にて神事が行われ、町内運行がスタートしました。

先頭で海水を撒きながら順路を清め、その後を猿田彦に扮した人や太刀持ちなどがお神輿と共に運行していきます。

途中、島の入江付近に開設された御旅所にて神事をしたのち、帰宮となりました。

昔から受け継がれてきた大切なこのお祭りをやめてしまうのは簡単なことかもしれません。
しかし、人数が少なくなっても運営できるように変化してきたこのお祭りは島の人々の思いが強く感じられる、とても素晴らしいお祭りだと感じました。

ゆったりとした独特な島の雰囲気の中で、神聖なお神輿と太鼓の音。
この島でしか味わえないこのお祭りを、ずっと続けていければと思っています。
ぜひ一度、この島のお祭りに来てみてくださいね。

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