堤 末博さん
はえ縄漁師
島の人びと
23656
2015.08.24
はえ縄漁漁師
つつみ すえひろ堤 末博さん
はえ縄漁師
出羽島出身
中学卒業後、マグロ船に乗って島を離れたが、長男ということもあり再び島に帰ってきた。
はえ縄漁で主にガガネを捕っている。
ー 一度は島を出られていたと聞きましたが、何をしていたんですか?
中学を卒業したすぐにマグロ船に乗ってこの島を離れた私は、平成10年までマグロの遠洋漁や建材などを日本中に運搬する運搬船などの乗組員をしていました。
ー 島に帰ってこようと思ったきっかけを教えてください。
堤家の長男で家や一族のお墓など、守らなければいけないものが多くあったんですね。もともと島で生まれ学生時代を過ごしたこの島が好きだったしね。
帰ってきてからは、はえ縄漁という漁法で主にガガネ(カサゴ)を捕っています。
ー 過疎化で人口がすごく減ってきていますが、今後どうなっていってほしいですか?
そうですね、昔は1000人前後が暮らしていたこの島ですが現在は約70人ほどの島になってしまいましたね。やっぱり人がいないと寂しいですね。
現在ではカバン屋さんやゲストハウスなどが出来てきて少しずつですが島に活気が出てきた気がします。
この島には八幡神社のお祭りが春、秋の2回あるんですが、最近では人口減少によって10人程度の島民で神輿の運行をしています。
移住者など、島に人が増えてきてくれて昔の活気ある祭りに戻ってくれればありがたいですね。